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左: 千葉ポートタワー (©千葉市観光協会/Kuusashiman) / 右: スイスのモントルー (©Giampaolo Lombardi)
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スイスのモントルー (©Giampaolo Lombardi)
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千葉市 (©千葉市観光協会/Yatchan)
千葉市 ― モントルー(1996年)
関東地方 | 千葉市
姉妹都市
首都圏の一翼を担う大都市とスイスで最もジャジーな都市の友好協定は長く入念な協議の賜物であり、時間をかけただけの価値がありました。
緑と海辺の都市

千葉市のZOZOマリンスタジアムと幕張メッセ (©千葉市観光協会)
房総半島にある千葉県の県庁所在地・千葉市は日本国内でも主要な港の一つである千葉港を擁しています。市の近郊に東京ディズニーリゾートや成田国際空港があることは外国人旅行者に知られていますが、千葉市は産業も盛んで経済活動も活発に行われている一方、ゆったりした雰囲気があり、太平洋にも近いことから、多くの人々から働く場や居住地として選ばれています。

千葉市立郷土博物館(千葉城)

千葉都市モノレール (©千葉都市モノレール株式会社)
市には古い歴史や伝統がありますが、最近では前進を続ける近代都市というイメージを打ち出しています。幕張新都心の経済ゾーン(スタジアム、会議場、ショッピングモール、ビジネスセンターなど)からホキ美術館の現代美術、千葉都市モノレール(世界最長の懸垂型モノレール)まで、市の発展には輝かしい未来が約束されています。特筆すべきことには、2021年東京オリンピック・パラリンピック競技大会では市内で7競技が開催される予定です。
素晴らしい提携先を探そう

気球から見たスイスのモントルー (©AB)
この目的のため、20年ほど前に千葉市とスイスとのつながりが始まりました。1995年6月、市当局は市議会議員や市民からなる委員会に、千葉市にとって初のヨーロッパの姉妹都市を探すよう依頼しました。6回の会合、実態調査、詳細な結果分析を経て、委員会は1996年1月に最終報告書を提出し、価値観、地勢、歴史などを考慮した結果、スイスのモントルーが最もふさわしいと提言しました。
スモーク・オン・ザ・ウォーター

夜のモントルー・リヴィエラ (©Giampaolo Lombardi)
人口3万人に満たない都市でありながら、モントルーは世界的に有名です。1972年、英国のロックグループ、ディープ・パープルがロックンロールの最も有名な曲の一つである「スモーク・オン・ザ・ウォーター」を発表しました。この曲は、「みんなモントルーにやって来た / ジュネーヴ湖岸沿いの町」という歌詞で始まります。1967年に始まったモントルー・ジャズ・フェスティバルは、時代を最も象徴する音楽家たちを各国から集め、世界的な現象となりました。クイーンやデヴィッド・ボウイといったアーティストたちがここで多くのアルバムを録音し、パパラッチの目を逃れて静かな生活を送りました。

レマン湖畔に立つ故フレディ・マーキュリー(ロックバンド、クイーンのリードシンガー)の像

世界的に有名なモントルー・ジャズ・フェスティバル (©モントルー・ジャズ・フェスティバル)
レマン湖とブドウ畑、そして雪に覆われたアルプスの間に位置するモントルーは、くつろぎを求める人たちにとっても人気の旅行先です。近くにあるシヨン城、ユネスコ世界遺産ラヴォー地区の葡萄畑、モントルー・ミュージック&コンベンション・センター(2M2C)には、花があふれた日当たりのよい湖畔を通って行くことができます。
明日の種をまいて

ヨーロッパ公園にある姉妹都市提携記念碑 (©モントルー市)
花と言えば、日本の旅行者はヨーロッパ公園の池の一つに見慣れた姿があるのを見て驚くかもしれません。2017年、千葉市とモントルーとの友好協定締結20周年(1996年5月28日調印)を記念して、両市はお互いの地元に咲く大賀ハスと水仙の種を交換したのです。

2016年: ヨーロッパ公園でのモントルー市のローラン・ヴェルリー市長と千葉市の熊谷俊人市長 (©モントルー市)

2017年: 千葉市の訪問団からハスの花をもらうモントルー市のローラン・ヴェルリー市長 (©モントルー市)
友好協定が創り出したネットワークのおかげで、過去20年間の交流は実り多いものでした。毎年若い市民の交流事業が行われ、1998年には千葉市で音楽イベント「ベイサイドジャズ千葉」が始まりました。最近では2016年10月に、千葉市の熊谷俊人市長と市議会の向後保雄議長がモントルー市を訪問した際にスイス国民議会議員でありモントルー市長のローラン・ヴェルリー氏と面会し、友好協定を更新するとともに、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた共同イベントの可能性について意見交換しました。1995年に千葉市の委員会は素晴らしい相手を見つけたのだと、誰もが改めて納得することでしょう。

千葉市の青少年使節団と一緒にモントルーでスイス建国記念日を祝うパロ大使と市議会議員のカレブ・ヴァルター氏 (©スイス外務省)
